こんにちは、はじめです。
ウェブサイトを運営していると、アクセス解析ツールに「謎のアクセス」が記録されることがあります。
その正体の多くは「bot(ボット)」です。
本記事では、botとは何か、どのような特徴があるのか、そしてそれが有益なものかスパムなのかを見分ける方法を、初心者にもわかりやすく解説します。
目次
botとは何か?
bot(ボット)とは、人間の代わりに自動でインターネット上の作業を行うプログラムのことです。
代表的なbotの例:
- Googlebot(Googleの検索インデックス用)
- Bingbot(Bingのクローラー)
- AhrefsBot(SEOツール)
- 不明なスパムbotや悪質なスクレイパー
あわせて読みたい


Googleアナリティクスって何?【導入法紹介】
こんにちは、はじめです。 Webサイトやブログを運営していると、「自分のサイトにどれくらい人が来ているのか」「どんなページが人気なのか」が気になりますよね。そん…
botによるアクセスの主な特徴
特徴 | 内容 |
---|---|
ユーザーエージェントに「bot」や「crawler」が含まれている | アクセスログを確認すると簡単に判別できる場合があります |
短時間に大量アクセスすることがある | 特にスパムbotやスクレイパーに多い挙動 |
人間と違い、JavaScriptや画像を無視してページを読み込む | ヒートマップには現れない |
セッション時間が極端に短い | 0秒〜数秒で離脱する傾向 |
アクセス元のIPアドレスが特定の範囲に集中している | 一部のホスティング業者や海外からのアクセスが多い |
良質なbotと悪質なbotの違い
種類 | 目的 | 例 | 対処方法 |
---|---|---|---|
良質なbot | 検索インデックスやSEO調査 | Googlebot, Bingbot | 通常は許可して問題なし |
中立なbot | SEOツールやモニタリング | AhrefsBot, SemrushBot | 必要に応じて制限も可 |
悪質なbot | スパム投稿、スクレイピング、DDoS攻撃など | Fake Googlebot、スクレイピングbot | アクセス制限やIPブロックが必要 |
botアクセスの確認方法
- アクセスログを見る(Apacheのアクセスログなど)
- GoogleアナリティクスのBotフィルタを有効化
- CloudflareやWAFでbotのアクセスを可視化
- User-Agentを確認してフィルタリング
bot対策の基本
robots.txt
で不要なbotをブロック.htaccess
でIPやUser-Agentを制限- Cloudflareなどで不審なアクセスを遮断
- WordPressなら「Wordfence」「BBQ Firewall」などのプラグインで保護
まとめ
botによるアクセスには、「検索エンジン向けの有益なもの」と「スパム・悪質な目的のもの」の2種類があります。
ウェブサイトの健全な運営のためには、それらを見分けて必要なものは許可し、悪質なものは遮断するというバランス感覚が大切です。
あわせて読みたい


アドセンス狩りって何?原因と対策
こんにちは、はじめです。 アドセンス狩りとは、Google AdSenseの広告を設置しているサイトに対して、第三者が悪意を持って不正クリックを繰り返し、サイト運営者のアカ…