こんにちは、はじめです。
「なんであの時、あんな言い方をしたんだろう」
「どうしてあの人は、何度言っても分かってくれないんだろう」
職場での人間関係や人生のトラブルを経験すると、ついそんな思いが頭をよぎりますよね。
過去の後悔や、他人への苛立ち。
それらはすべて、自分のコントロールの外側にあるもの。
けれど、それを何とかしようとして苦しんでしまう人も少なくありません。
この記事では、「過去と他人は変えることができない」という視点から、ストレスを減らす思考法と、今この瞬間からできる“心の整理術”をお伝えします。
なぜ人は「変えようとして」疲れるのか
多くのトラブルの根っこには、こんな感情があります。
- 「相手が変わってくれたら、もっと楽になるのに」
- 「あのとき違う選択をしていれば…」
- 「どうしてこんな人と関わらなきゃいけないんだ」
けれど残念ながら、過去の出来事はやり直せないし、他人の性格や思考もこちらの思い通りにはなりません。
それなのに「変えよう」とし続けると、イライラしたり、無力感を感じたり、自分がどんどん疲弊してしまいます。
本来コントロールできないものにエネルギーを注いでも、報われることは少ないのです。
職場でよくある「変えられないトラブル」の例
たとえば、職場でよくあるこんなケース。
- 感情的で話が通じない上司に振り回される
- 何度説明しても理解してくれない同僚
- 自分の失敗を他人のせいにする部下
- 過去の評価や人事に対する不満が消えない
このようなトラブルを前にすると、「何とかしよう」と思って動きたくなります。
でも、感情をぶつけても、事情を説明しても、相手が変わらなければ何も進まない。
むしろ、自分の気持ちだけが空回りしてしまうことが多いのです。

変えられるのは「自分の選択」と「これから」
ここで大切なのは、「何を変えられるか」を見極めることです。
- 過去 → 変えられない
- 他人 → 変えられない
- 自分の考え方や行動 → 変えられる
私たちができるのは、過去から学び、これからの選択を変えること。
他人の反応に振り回されず、自分の心の扱い方を少しずつ変えていくこと。
それだけで、同じ環境にいても、心の疲れ方はまったく変わってきます。
心を守るためにできること
「反応しない」練習をする
相手の言動にカッとなるのは自然なことですが、「あ、この人は変わらない」と思えたら、無理に説得しようとしないことも大事です。
エネルギーを消耗しない距離感を保ちましょう。
「今」に集中する
「あのときこうしていれば…」と過去を悔やんでも、時間は戻ってきません。
未来の結果もわかりません。だからこそ、“今の自分がどう動くか”だけに集中することが、いちばん現実的です。
ノートに書き出す
頭の中でグルグル考えていると、思考が絡まってしまいます。
気持ちや事実を紙に書いて、「何にイライラしているのか」「自分にできることは何か」を整理してみましょう。
距離を取る勇気を持つ
職場でも、無理にすべての人と仲良くする必要はありません。
必要なときは淡々と関わり、それ以外は無理に近づかないことで、心のスペースを確保できます。
まとめ|変えられないものより、変えられるものに目を向けよう
人間関係の悩みや仕事のストレスの多くは、「変えられないものを何とかしようとすること」から生まれます。
だからこそ、「過去と他人は変えられない」というシンプルな前提に立つことで、心がグッと軽くなります。